2015/06/21

PP701 50周年記念限定モデル

【PP701 50周年記念 ハナ・ヴェーデルのファブリックシリーズ】


1965年、ウェグナーが自邸のためにデザインしたPP701が今年50周年を迎えます。
その節目を記念し、デンマークを代表する伝統的な織師ハナ・ヴェーデル(Hanne Vedel)の貴重なファブリックを座面にあしらったPP701。日本のみでの限定販売です。

今回座面に使用するファブリックは、ハナの手織りのプロトタイプ/サンプルです。中にはファブリックメーカーから商品となったもの、教会や銀行、裁判所などで採用されているもの、ハナの手元にあるプロトタイプのみで商品化されていないものなど様々です。椅子1脚もしくは2脚分程の小さなサイズのファブリックなので、そのほとんどが一点ものとなり、世界的にも非常に価値あるチェアとなることは間違いないでしょう。



ハナは1933年、ドイツとの国境に程近いデンマークのオーベンローで誕生。織りを学んだ後、1951年に独立。フィンランドで2年間修業し、デンマークの新人デザイナー向けの展示場 Den Permanente で作品を発表。そこで実力を認められデンマークのファブリックメーカーGabriel (機械織り) から販売開始。本格的に織師としての仕事 (メーカーへのサンプル作りがメイン) がスタートします。

1965年にはオーベンローで初めて教会の仕事に携わります。祭壇までの通路、神父の祭服や椅子の座面など、あらゆるファブリックをデザインします。教会の仕事を任される事は非常に特別なことで、ハナ自身最も重要な仕事の一つとして長年取り組み、全てハナと職人の手織りファブリックを使用しています。現在では100以上の教会でハナのファブリックが採用されています。

1970年にはポーラ・トロックから織り工房スピネゴーン (Spindegaarden) を引継ぎました。スピネゴーンはデンマークの織の技術を高めるため、1948年にポーラが設立。ハナはここで伝統的な技術で現代的なデザインを作り続けます。その確立された技術をもって、デンマークを代表する建築家やデザイナーと様々な仕事をします。ハナが使用する色は全てキリスト教にゆかりのある色ばかり。そのため深みと品があり、それらが織りなすファブリックには暖かみある奥行があります。


【ハナのファブリックが採用されている主な場所】

コペンハーゲン教会、コペンハーゲン証券取引所、コペンハーゲン裁判所、ルクセンブルグEU裁判所、デンマーク銀行、ミュンヘンSiemensコンフェレンスセンター、ブリュセルIBMなど。


  
 

今回ハナさんの工房にもお邪魔しました。そこでオーダーした商品も今後入荷予定です。詳しくはお問合せください。


klart
027-212-3615
www.klart-shop.com

2015/06/13

デンマーク


臨時休業をいただきデンマークへ行ってまいりました。いろいろな工房を巡り、沢山のことを学んできました。また追ってご報告いたします。

今後、新たに取扱いがはじまる家具と織物などもございます。詳しくはお問合せください。


6月の休み
水曜 

klart