2019/02/03

Selaセラスツール / PP Mobler

新作セラスツールが入荷いたしました。PPモブラー家具をご愛用の方には是非ご覧いただきたい、いままでにないプロダクトです。少量の入荷で、次回入荷時期は未定です。座り心地は店頭でお確かめください。

 
昨年春、再訪したPP Mobler工房にて。できたばかりのスツールを見ることができました。
 


<以下輸入元プレスリリースより>

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PP Møbler社は、ブラジル人木工アーティストRichardo Graham Ferreira 氏による3本脚のスツール「Selaセラスツール」を2018年4月に発表。


2015年にブラジルの代替木材の新たな用途を示したことで受賞以来、「Selaスツール」はリオデジャネイロ近郊デザイナーの工房にて、手仕事で、熱帯広葉樹より制作されていました。そののち、Hans J. Wegner ウェグナーの代表的なコレクションを手掛けるPP Møbler社との出逢い、パートナーシップにより、「Selaスツール」は北ヨーロッパ産の森林の木より制作され、ユーザーとの出逢いが実現したのです。


この海を越えたコラボレーションは、持続可能に管理された森をサポートしたい、という互いの想いにより実現しました。彫刻的なこのスツールの座面には木の節が現れることもあり、木の持つ「不完全さ」ゆえの個性が魅力的。「一本一本の木の個性と美しさを強調できることが何よりの大きな喜び。自然の豊かさや不完全さをそのまま表現した美をお楽しみいただきたい。」とPP Møbler 3代目の職人マスターKasper Pedersenは語ります。


「Selaスツール」の制作は、高レベルの人間工学と機能性が要求されます。
「端的に表現すると、Selaスツールは座れる美しい木片。その人間工学に基づくデザインの座り心地は完全で、機能的でありながら、かつ直観的にインスピレーションで作られたものです。」とKasper Pedersenは発表。Ricardoとの電話での会話ではこのように説明されました。「Kasper、僕はこのスツールをデザインしたとき、何も考えなかったよ。ただ作っただけなんだ。」


この有機的で人間工学的なスツールは文字通り、ブラジル人のデザイナーでありアーティストの手から生み出されました。「この形を描くのは不可能だったんだ。骨盤にちゃんとフィットする3本脚のスツールを作りたい、ということだけはわかっていた。材木の前に立ち、思うままに彫り上げたんだよ。あとは肘が痛くなるまで純粋に楽しんで彫った。」


木工の世界に生きる二人が出逢ったのは必然でした。Ricardoは2015年のミラノサローネでKasper と出逢い、すぐに意気投合しました。その後RicardoはほどなくしてPP Møblerの工房を訪れることとなりました。「Kasperがこのスツールのことを人間工学や座り心地、そして木の性質と関連づけて話すのを聞くと、すごく感動したよ。PP モブラーの非常に洗練された技術とのコラボレーションは得難い機会だし、それで僕の作品がもっと多くの人に楽しんでもらえことになるからね。」とブラジル人デザイナーは語ります。


このコラボレーションはまた、PP モブラーが木材やクラフトマンシップ、持続可能性に関する議論の道筋に新たな光を差し、世間一般的な木材調達についての誤解に一石を投じることになるでしょう。「森林の木を伐採し、材料とすることは、森林破壊につながるから木材を使わないほうがいい、とよく言われます。けれどもそれは間違いなのです。森林面積の減少の原因は、森が農耕地として切り開かれた事で起きるのです。

森よりも農耕地のほうが利益を生みますからね。我々は持続可能に管理された森林を見つけ、そこから木材を買うことで森林ビジネスをサポートしなくてはいけないのです。それが森林の魅力を保ち植林を促し、そして森林面積を維持、あるいは拡大させる、最も迅速で効果的な手段なのです。森林を維持することは、我々の社会にも環境にも大きな利益をもたらすのですよ。そして木材だけが、自然とのバランスを取りながら育成し、人間が活用することのできる主要な建材なのです」とKasper Holst Pedersenは説明しています。

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