「 デニッシュレトロ 」。
先日、新作家具の発表会へ行ってまいりました。
6月のデンマーク出張では、スカンジナビアンリビングさんのサポートで社長のトーベン氏とお会いし、家具への厚い思いを聞かせていただくことができました。そして胸躍らせ今回の発表会へ。
とっても興味深いストーリーです。長文ですがぜひご覧ください。
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〈 プレスリリースより 〉
それは家族旅行で訪れたデンマーク・オーフスでのオークションで出会った、一脚の椅子から始まりました。2014年11⽉に設立した若いブランドですが、コペンハーゲンの老舗ILLUMSにはフルコレクションが並び、テレビや雑誌、新聞等あらゆるメディアで取り上げられている、今まさにデンマークで話題のDANISH RETROです。
その名の通り、扱っているのはデンマーク家具の黄金期と言われる1950-60年代
より前、戦時中の40年代にデザインされた椅子です。黄金期に代表されるフィン・ユール、ウェグナー、ヤコブセン、モーエンセン等巨匠が何らかの形で影響を受けている事はデザインを見れば明白です。つまり、世界的に認められたデンマークデザインの原点にあたるのが、DANISH RETROの時代と言えるのです。
他家具メーカーのオーナーでもある創業者は、オークションで購入した椅子の製造レベルの高さに感銘し、その年代や工房、デザイナーを調べるべく、驚く事にその椅子の張り地、クッションの中身、木の継ぎ目、全てを分解しました。クッションから出てきたもの、それは新聞紙、自転車の部品、藁等想像もつかない物ばかりでした。
その新聞の日付から、それが1943年に製造されたものだと判明したのです。戦時中で材料も十分に手に入らず、流通や宣伝の仕組みもなかったこの時代、こういったデザインが世に現れなかったということは当然のことです。
黄金期に活躍したデザイナー達がこの時代のデザインに少なからずとも影響を受けたと確信した彼は、その時代背景に埋もれてしまったこれらのデザインに再度光を当て、世に出し、デンマークデザインの原点として讃えたい、と使命感を持ち今年3月から生産を開始しました。
平行して、デンマーク国営放送のとある番組で「尋ね人」として、集めた40年代の椅子の生い立ちを国民に問いかけました。すると番組終了後、20分の間に300通のメールが届く程大反響があり、その後もあらゆるメディアに取り上げられるようになったのです。また、家具産業団体、政治家から「デンマークの財産であるデザインの原点の探求、この偉業を我々は何が何でも押し進める必要がある」という声までかか
りました。ILLMSからフルコレクションを展示したいとオーダーが入ったのもこの頃でした。「映画で見た事がある」「実家にある」と言った声から様々な情報を辿り、当時製造していた工房のオーナーが判明した椅子もあります。徐々にこれらの椅子のストーリーが出来上がってきているのです。
現在商品化されている椅子は6脚。商品名はU1‒U6、デザイナー不明「Unknown」から来ています。デザイナーが判明次第その商品名にはイニシャルが追記される予定です。165,000円~スツール45,000円~ 共に張り地により価格が異なります。
先日、新作家具の発表会へ行ってまいりました。
6月のデンマーク出張では、スカンジナビアンリビングさんのサポートで社長のトーベン氏とお会いし、家具への厚い思いを聞かせていただくことができました。そして胸躍らせ今回の発表会へ。
とっても興味深いストーリーです。長文ですがぜひご覧ください。
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〈 プレスリリースより 〉
それは家族旅行で訪れたデンマーク・オーフスでのオークションで出会った、一脚の椅子から始まりました。2014年11⽉に設立した若いブランドですが、コペンハーゲンの老舗ILLUMSにはフルコレクションが並び、テレビや雑誌、新聞等あらゆるメディアで取り上げられている、今まさにデンマークで話題のDANISH RETROです。
その名の通り、扱っているのはデンマーク家具の黄金期と言われる1950-60年代
より前、戦時中の40年代にデザインされた椅子です。黄金期に代表されるフィン・ユール、ウェグナー、ヤコブセン、モーエンセン等巨匠が何らかの形で影響を受けている事はデザインを見れば明白です。つまり、世界的に認められたデンマークデザインの原点にあたるのが、DANISH RETROの時代と言えるのです。
他家具メーカーのオーナーでもある創業者は、オークションで購入した椅子の製造レベルの高さに感銘し、その年代や工房、デザイナーを調べるべく、驚く事にその椅子の張り地、クッションの中身、木の継ぎ目、全てを分解しました。クッションから出てきたもの、それは新聞紙、自転車の部品、藁等想像もつかない物ばかりでした。
その新聞の日付から、それが1943年に製造されたものだと判明したのです。戦時中で材料も十分に手に入らず、流通や宣伝の仕組みもなかったこの時代、こういったデザインが世に現れなかったということは当然のことです。
黄金期に活躍したデザイナー達がこの時代のデザインに少なからずとも影響を受けたと確信した彼は、その時代背景に埋もれてしまったこれらのデザインに再度光を当て、世に出し、デンマークデザインの原点として讃えたい、と使命感を持ち今年3月から生産を開始しました。
平行して、デンマーク国営放送のとある番組で「尋ね人」として、集めた40年代の椅子の生い立ちを国民に問いかけました。すると番組終了後、20分の間に300通のメールが届く程大反響があり、その後もあらゆるメディアに取り上げられるようになったのです。また、家具産業団体、政治家から「デンマークの財産であるデザインの原点の探求、この偉業を我々は何が何でも押し進める必要がある」という声までかか
りました。ILLMSからフルコレクションを展示したいとオーダーが入ったのもこの頃でした。「映画で見た事がある」「実家にある」と言った声から様々な情報を辿り、当時製造していた工房のオーナーが判明した椅子もあります。徐々にこれらの椅子のストーリーが出来上がってきているのです。
現在商品化されている椅子は6脚。商品名はU1‒U6、デザイナー不明「Unknown」から来ています。デザイナーが判明次第その商品名にはイニシャルが追記される予定です。165,000円~スツール45,000円~ 共に張り地により価格が異なります。
クラートには一足早く10月に入荷予定です。
資料もございますので、ご興味のある方はお気軽にお声をかけてください。
また少し進展あるお話しも伺うことができたので、入荷が楽しみです。
*9/ 22(火)、23(水) は営業いたします。
*9/ 22(火)、23(水) は営業いたします。
klart
群馬県前橋市元総社町2375
027-212-3615