心待ちにしていたLYFAの照明が
8月の終わりに入荷しました。
LYFA NEWS Vol.1
デンマークデザイン黄金期に愛された「LYFA」の創業から復興へのストーリーが綴られているニュースリリースをお届けいたします。長文ですが是非ご覧ください。
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LYFA(リーファ)は1903年にコペンハーゲンで創業されたデンマークで最も古い照明メーカーの一つでした。創業時の名称は「KOBENHAVNS LAMPE OGLYSEKRONE FABRIK(コペンハーゲン ランプ アンド シャンデリア ファクトリー)」。1930年代に元名の頭文字をとって LYFA と改名されました。当時のブランドアイコンはバイキング船の背後に輝く太陽を据えた「サンボート」でした。
第二次世界大戦中には占領ドイツ軍への協力を拒否したことで LYFA の工場は閉鎖。こうした混乱期を経たものの、1950年代にはオリジナル性に富んだ高品質なモダニストランプを送り出すメーカーとして国際的な評価を得ていました。
1950-70年代は数多くのプロダクトデザイナー、建築家、アーティスト、工芸家とのコラボレーションを実現。豪華な顔ぶれと生み出した革新的なランプは、10以上ものIFデザイン賞を得てブランドとしての全盛期を迎えます。1970年代にはカラーガラスやプラスティック、アルミニウムを多用したスペースエイジーなデザインで一世を風靡しました。
多彩な手法で開発を進めていた当時のスタッフは400人以上。膨大なコレクションはデンマークの「照明業界」を形作り、光のパラダイムに忠実であるというそのデザイン哲学は今日の照明器具開発の基礎となりました。
企業としても拡大を続けたLYFAは1978年には革新的な照明メーカーとして知られるFOG&MORUPを買収。80年代に入るとさらに上場企業であるLYSKAERとの合併を果たします。しかし90年代以降は更なる企業買収の荒波のなかで LYFA は汎用照明の大手であったHORNBELYSNINGに買収されブランドとしての幕を閉じることになりました。
キャプションタイトル(仮)
LYFA - REVIVAL 2020
2020年9月、新生-LYFA はデンマークのデザインイベント「3DAYS OF DESIGN」で印象的なアンヴェールの時を迎えました。会場のキュレーションを担当したのは GAMFRATESI 。彼らはコペンハーゲン郊外に3棟の KOLONIEN社製モデュールハウスを建築。1棟ずつ3つのテーマに沿って作品を展示するという試みは国内外から注目を集めました。
新生-LYFA の創業者でありデザインディレクターである RASMUS MARKHOLTは、LOIUS POULSEN でキャリアを積み、2005年に LIGHTYEARS(現 FRITZ HANSEN)の創業メンバーに加わりデザインディレクターに就任。CECILIE MANZ、KASPER SALTO、BJARKE INGELS、GAMFRATESI など当時の新しい才能を登用して注目を集めました。今日、これらのデザイナーは、デンマークのみならず世界的にも最も著名で影響力のあるデザイナー・建築家として活躍しています。
RASMUS MARKHOLTのディレクションが与えたインパクトはデンマークデザインが躍進する転機となり、当時閉塞感のあったデンマークのモダンデザインに新しい方向性を示しました。革新的なディレクションが目を惹く一方で、彼はアーカイブの熱心な研究者でもあり、デンマークの照明の歴史と伝統に造詣が深い一面を持っています。モダンとビンテージの融合を積極的に試みる姿勢にも彼の伝統あるデザインへの敬意が感じられます。
そして、彼が自身の新しいステージとして選んだのが LYFA の「復興」でした。
新生-LYFA が生み出すプロダクトはすべて当時のデザイナーの家族や管理者の承認を得た正当性を持っています。かつて LYFA で生産されるために生み出されたデザインがこれから 新生-LYFA によって再び生産されます。そして未来に向けて全く新しい現代の LYFA 製品も生み出されます。
LYFA ‒ PHILOSOPHY
古典こそ、モダンである。
今をときめく最新のデザインにも、過去の歴史や遺産からの影響が見て取れるように。また、過去の人々の思想を解釈するため脈々と引き継がれてきた、「文法」のようなものが浮かび上がってくるように。
時を超えて評価を受け続け、継承されるデザインにはすべて、過去からの学びによって築き上げた創り手の哲学が宿っています。
モダニズムの巨匠、コーア・クリントはこう言いました──「古典は我々よりもモダンである」。
素晴らしいアイデアが源泉のように湧き出し、モダンデザインの本流が生まれた時代に想いを馳せる。すると、時代の波のなかで失われたものの中から、長く受け継がれるべきデザインをすくい上げられるかもしれません。
アーカイブの中でしか見られなかったデザインを、当時のままに再現させることは酔狂に近い贅沢な試みです。しかしこれは単なる復刻プロジェクトではありません。
伝統を遡り、ブランドに息づく哲学を読み解き、誇り高いデザインが失われた時代を取り戻すとしたら、それは2020年の現在においてどのような姿をしているのでしょうか。
さらに、それは未来に向かってどのような道を示してくれるでしょうか。
LYFA の復興。進化するモダンデザインにご期待ください。
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クラートではヴィンテージランプ(サンプル)も展示中です。こちらは現行品をお取り寄せいたします。LYFA商品についての詳細はお気軽にお問合せください。展示も増えていく予定です。
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klart
群馬県高崎市片岡町1-12-11 2F
T : 027-310-5387
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